はじめてのオイル交換 ---久々の"モチュラー"復活--- [メインテナンス@130i]
先日タイヤ&ホイールと同じ日に届いたもうひとつの荷物は,エンジンオイルである。
見たまんま,MOTULの箱買いである。
とはいえ実際は7本,約6.5リットルの交換に必要なだけの購入である。
私はエステル系化学合成オイルが好きなのだが(いい匂いがするし),なかでもMOTULはとても気に入っている(=「モチュラー」)。今回のオイル交換は130iの購入以来はじめてであり,本当は以前にも愛用していた「300Vシリーズ」というMOTULのトップグレードを使いたいところなのだが,選択したのは「8100シリーズ」である。
8100 X-max
粘度は5W30。本当は130iに工場で充填されたオイルと同じ粘度を使いたいのだが,どうもBMW Japanのカスタマーサポートに聞いてもはっきりせず,それならばオプションにあるものと同じにしよう,となった次第。ほかに0W30と0W40もあるが,都内がメインなので0Wまでは必要ないかな,という判断。
もうひとつ大きな理由は,8100シリーズのこの粘度のモデル「X-max」がBMWのメーカーアプルーバル(推奨規格「BMW LL-01」)を得ているということである。BMWなど最近のエンジンではロングドレーンを推奨しているが,それを可能にしているのはエンジン設計(オイル劣化させにくい構造)と,それに対応したエンジンオイルである(エンジンオイルは大体なんでもよい,という説もあるようだが)。
130iではメーカー推奨の交換インターバルを守るつもりなので,この先も安心してロングドレーンができるだろうと期待しての8100の選択である(とはいえ,300Vの素晴らしさも捨てがたいので,いずれはそちらに...)。
また,300Vシリーズは2リットル缶でしか入手できず余りの量が多くなってもったいないことから,1リットル缶で手に入る8100にした,という理由もちょっぴりある。
そしてそして,300Vに後ろ髪引かれながらこの決断を下すまでには,日本で正規MOTUL製品を扱うテクノイルジャポンの方(レイモンドさん)のアドバイスも大きかった。「MOTUL SQUARE」という最近始まったオフィシャルブログの中で相談に乗っていただいたのである(該当記事はこちら)。
とまぁ,そのようにして本日オイル交換を実施したのだが,作業は自分では行なわず,勝どきのサービス工場に依頼した。天王洲が月曜お休みなのと,勝どきの方が家から近いから,という理由である。
一般に3,000kmから10,000kmくらいの間にはオイルを1リットル補充することが多いBMW車であるが,私の130iは25,000kmを超えてもオイルのレベルは全く下がらなかった。サービスの方曰く,非常に珍しいそうである。エンジンが「当たり」だったのか,私の乗り方がよかったのか,はたまたオイルレベルセンサーの不具合か・・・抜けたオイル量が少なかったという話はなかったので,故障のセンはないと思うのだが。
ちなみに,オイル交換時期が近づくと以下のようなアラートがエンジン始動時にでてくるようになる。
そして,iDriveを駆使して表示を確認するとこう現れる。
作業完了後の表示がこちら。
次回のオイル交換は・・・2011年5月(つまり2年後)または31,000km後・・・ん?31,000kmもいいのか?
よく分からないがとりあえずこのまま乗るとしよう。
オイル交換費用は,エレメント代(1,560円+税)込みで6,258円であった。オイルは岐阜県のショップからの通販で送料込み16,800円(1本当たり2,400円)と,MOTULとしてはかなりの格安で購入することができた。合計23,058円が高いか安いかは人それぞれだろうが,25,000kmまでにこれまでは4〜5回ほどのオイル交換をしていたことを考えると,私はけっして高くはないという気がする。
作業完了後に洗車していただいたら(無料),久しぶりに綺麗な130iにご対面となった。
さて,交換後のフィーリングはというと,驚くべきことに,本当に驚くくらいほとんど何も違いが分からない。
もちろん私が鈍感だということもあろうが,これまでは新しいオイルにすれば何かしら違いを感じたものである。誤解なきよう記しておくが,これはMOTUL 8100に感動がない,という意味ではない。BMWのロングドレーン設計が,本当にオイルの劣化を最小限に抑えているということなんだろうと思う。抜いたオイルを持参したペットボトルに300ccほど入れてもらって持ち帰ったが,まだこのまま使えるんじゃないかというくらいの粘度はありそうだった。ロングドレーン,おそるべし。
さて,次こそはタイヤ&ホイール交換・・・これは近々,自力で頑張ります。
見たまんま,MOTULの箱買いである。
とはいえ実際は7本,約6.5リットルの交換に必要なだけの購入である。
私はエステル系化学合成オイルが好きなのだが(いい匂いがするし),なかでもMOTULはとても気に入っている(=「モチュラー」)。今回のオイル交換は130iの購入以来はじめてであり,本当は以前にも愛用していた「300Vシリーズ」というMOTULのトップグレードを使いたいところなのだが,選択したのは「8100シリーズ」である。
8100 X-max
粘度は5W30。本当は130iに工場で充填されたオイルと同じ粘度を使いたいのだが,どうもBMW Japanのカスタマーサポートに聞いてもはっきりせず,それならばオプションにあるものと同じにしよう,となった次第。ほかに0W30と0W40もあるが,都内がメインなので0Wまでは必要ないかな,という判断。
もうひとつ大きな理由は,8100シリーズのこの粘度のモデル「X-max」がBMWのメーカーアプルーバル(推奨規格「BMW LL-01」)を得ているということである。BMWなど最近のエンジンではロングドレーンを推奨しているが,それを可能にしているのはエンジン設計(オイル劣化させにくい構造)と,それに対応したエンジンオイルである(エンジンオイルは大体なんでもよい,という説もあるようだが)。
130iではメーカー推奨の交換インターバルを守るつもりなので,この先も安心してロングドレーンができるだろうと期待しての8100の選択である(とはいえ,300Vの素晴らしさも捨てがたいので,いずれはそちらに...)。
また,300Vシリーズは2リットル缶でしか入手できず余りの量が多くなってもったいないことから,1リットル缶で手に入る8100にした,という理由もちょっぴりある。
そしてそして,300Vに後ろ髪引かれながらこの決断を下すまでには,日本で正規MOTUL製品を扱うテクノイルジャポンの方(レイモンドさん)のアドバイスも大きかった。「MOTUL SQUARE」という最近始まったオフィシャルブログの中で相談に乗っていただいたのである(該当記事はこちら)。
とまぁ,そのようにして本日オイル交換を実施したのだが,作業は自分では行なわず,勝どきのサービス工場に依頼した。天王洲が月曜お休みなのと,勝どきの方が家から近いから,という理由である。
一般に3,000kmから10,000kmくらいの間にはオイルを1リットル補充することが多いBMW車であるが,私の130iは25,000kmを超えてもオイルのレベルは全く下がらなかった。サービスの方曰く,非常に珍しいそうである。エンジンが「当たり」だったのか,私の乗り方がよかったのか,はたまたオイルレベルセンサーの不具合か・・・抜けたオイル量が少なかったという話はなかったので,故障のセンはないと思うのだが。
ちなみに,オイル交換時期が近づくと以下のようなアラートがエンジン始動時にでてくるようになる。
そして,iDriveを駆使して表示を確認するとこう現れる。
作業完了後の表示がこちら。
次回のオイル交換は・・・2011年5月(つまり2年後)または31,000km後・・・ん?31,000kmもいいのか?
よく分からないがとりあえずこのまま乗るとしよう。
オイル交換費用は,エレメント代(1,560円+税)込みで6,258円であった。オイルは岐阜県のショップからの通販で送料込み16,800円(1本当たり2,400円)と,MOTULとしてはかなりの格安で購入することができた。合計23,058円が高いか安いかは人それぞれだろうが,25,000kmまでにこれまでは4〜5回ほどのオイル交換をしていたことを考えると,私はけっして高くはないという気がする。
作業完了後に洗車していただいたら(無料),久しぶりに綺麗な130iにご対面となった。
さて,交換後のフィーリングはというと,驚くべきことに,本当に驚くくらいほとんど何も違いが分からない。
もちろん私が鈍感だということもあろうが,これまでは新しいオイルにすれば何かしら違いを感じたものである。誤解なきよう記しておくが,これはMOTUL 8100に感動がない,という意味ではない。BMWのロングドレーン設計が,本当にオイルの劣化を最小限に抑えているということなんだろうと思う。抜いたオイルを持参したペットボトルに300ccほど入れてもらって持ち帰ったが,まだこのまま使えるんじゃないかというくらいの粘度はありそうだった。ロングドレーン,おそるべし。
さて,次こそはタイヤ&ホイール交換・・・これは近々,自力で頑張ります。
オイル屋さんの回答、ちゃんとした答えで安心しました。
エンジンフィーリング、やっぱり当たり付けがうまく行っているのでしょう。
オーナーの運転が丁寧と言うことですね (^o^)
オイル交換ついでに洗車が付いていたのが nice! ですね。
いよいよ、新しい靴に履き替えかな?
by Ten (2009-05-12 20:28)
> Tenさん
さすがにMOTULの看板を背負ってのご回答ですから(笑),相談のし甲斐もありますよね^^
運転が丁寧だったから当たり付けがうまくいったのでしょうか,それなら嬉しいなぁ〜
「回さなきゃもったいない」という気持ちとうらはら,高速道路のETCゲート通過直後くらいしか上の方まで回す機会がないせいか,結果的におとなしめの乗り方がこういう結果になったのかもしれませんね。
さて,ホイールが綺麗で手が汚れないうちに,新しいシューズに換えたいな・・・^^;
by daik@tokyo (2009-05-13 05:37)
初めて訪問させていただきました。
エステル系のあの臭いには私もそそられます。非ニュートン系をうたっているBe-Upなども興味があるのですが、両者とも試したことがありません。
以前にエステル系オイルのオイルシール材への攻撃性の話を聞いてためらってしまい、そのままになっています。
BMWで表示する次のオイル交換までの目安の距離って、実走行距離ではないですよね。由温か油圧が上昇するような走り方をした後は実走行距離よりも多い距離数が減算されていて、「ちゃんと考えてるのか」と、驚きました。
by kanchi (2009-05-14 16:42)
> kanchiさん
はじめまして,ようこそお越しくださいました^^
「エステル好き」の同士がいらっしゃって,嬉しい限りです(笑)。
そういえば,「BE-UP」ってのもケミカル好きには気になるオイルですよね〜以前は晴海のオートウェーブでATF添加剤などを購入したことがありますが,エンジンオイルは使ったことあったかなぁ・・・晴海店がなくなっちゃったのでBE-UP自体あまり見なくなってしまいました^^;
オイルシール材への攻撃性というのは,おそらくエステル系だけでなく,化学合成油全般に言えることなんだろうと思います。粒子の粗い鉱物油を前提に設計された比較的旧いエンジンのパッキンは化学合成油には弱い,と聞きますね。
BMWのオイル交換までのカウントダウン,おっしゃるとおり単純に距離だけで判断しているのではないようですね。詳しくは知らないのですが,オイルへのダメージの度合いを積算しているようですね。さすがはバイエルンのオタク技術屋集団です(笑)
by daik@tokyo (2009-05-14 19:59)
iDriveに、こんな機能があるとは知りませんでした!これは楽しい。
つくづく、BMWって、ハイテクが好きなんですね。
走行中に何かトラブルが発生した場合(水温とか)、同じようにiDriveの
画面に大映しになるんでしょうか?
by 馬子 (2009-05-14 23:26)
> 馬子さん
ほんと,BMWは昔からこういうの好きですよね。この手の技術にばかりこだわって本来の走行性能が疎かになっていたのでは本末転倒ですが,その辺のバランスもさすがという感じです。技術的にはハイテクなのか枯れた技術なのか微妙かもしれませんが,あるといじってみたくなりますね^^
走行中のトラブル,幸い私はまだ経験がありませんが,メーター内のディスプレイには大きくアイコンがでるみたいです(タイヤ空気圧警告など)。
iDriveの画面いっぱいにアラートが大写しになったら,ビックリして二次災害になっちゃうかもしれませんね^^;
by daik@tokyo (2009-05-15 05:54)