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新タイヤ&ホイール交換完了 ---大丈夫?McGard--- [メインテナンス@130i]

すでに連休前に購入していた新タイヤ&ホイールだったが,自分で交換作業をすることに決めていたので,時間と気力と天候の三拍子が揃うまでグズグズと作業を先延ばしにしてきた。そして,ようやく昨日交換作業が完了した。
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交換作業に用いた工具は,BMW純正のジャッキセットである。ランフラットタイヤ装着車には標準装備されていないため1年半ほど前に購入したのだが,実戦投入はこの日が初めて。ジャッキ本体,ラチェット,車止めのほか専用トルクレンチと手袋がワンセットになっている。
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アンダーボディに備わるジャッキアップポイントは,e30の頃にはボディパネルの一部を補強したような金属製で上手にジャッキを当てないと曲げてしまう心配もあったのだが,130iでは現行他モデル同様,樹脂製の四角いくぼみにジャッキの頭をはめ込む構造になっている。
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フロント右タイヤを外したところ。ハブリング部は案の定錆びている。
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この部分が錆びやすいことは昨シーズンに父の116iでスタッドレスタイヤ&ホイールに交換した際に気付いていたので,今回はあらかじめ用意していたワイヤーブラシと浸透性潤滑剤でサビ落とし。潤滑剤には,e30の頃からお気に入りのREDEXを使用。この商品は類似の他の商品と異なり,べたつかず(=汚れが付着しない)臭わないのである。

とはいえブレーキパーツ周辺に潤滑剤をかけたままというわけにもいかない。錆を落としたのち,全体にまんべんなくブレーキパーツクリーナーを噴射して出来上がり,新タイヤ&ホイールを装着する(写真ではまだ一部錆が残っているが,撮影のあと綺麗に取り除いた)。
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このような作業を右後輪にも行ない,左前輪(3輪目)の作業中にトラブル発生。

ホイールの盗難防止用にと使用していたMcGardの特殊形状の専用工具(キーという)が舐めはじめ,とうとうナットが破壊されてしまったのだ。
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これまでにMcGardのボルトを外す作業があったのは昨年の法定点検の一度きり,あまりにもあっけない軟弱さにビックリするやらガッカリするやら。ナットが破損することで窃盗作業を困難にするという機能的な意味もあるのだろうが,専用工具が舐めてナットを破壊したのではお話にならない。

破損したボルトをよく見ると錆が見えるので,破損の主因はこの錆の可能性もある。こんな重要部品が錆びるということも驚きである。大丈夫なのか?McGard。

破損したナットをなんとか締めつけたものの,最後の左後輪(4輪目)は作業続行不能,一時中断して予備のキーを探しに戻る羽目に。それと同時に用意したのが,e30の時に使っていたBMW純正の盗難防止ナットである。私にとってMcGardの信頼性が地に落ちたことで,e30から外して保管してあったナットが再び登場したのである。
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当然,4輪ともMcGardは破棄しBMW純正ナットに交換,e30からのバトンが思いがけずこんなところで渡された。

この純正盗難防止ナットのよいところは,専用コマを保管する場所が最初から用意されていることである。場所はトランク床下,バッテリーのお隣である。
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こうしてなんとか交換作業が終了,試運転よろしく市街地を軽く流していると,突然アラートが。
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このアラートはよほど緊急性の高いものと位置づけられているのか(それも当然だ),iDriveのディスプレイ画面を格納しても勝手にせり上がってきてまた表示するようになっている。

そこで安全な場所に停車してリセット作業を行ない,これで無事タイヤ&ホイール交換作業の完了である。
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外した17インチタイヤの残り溝は前4〜5.5mm,後5〜6mmで,BMWの許容量(3mmまで)は十分に残っていた。新タイヤの溝は,前後とも8mmである。外したタイヤには釘が刺さっていたが,最後までエア漏れはなかった。
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こちらが,新タイヤ&ホイール装着後の写真。見慣れないせいか,精悍さはなくややもっさりしている感じだが,そのうち見慣れるだろう。
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さて,新タイヤ&ホイールの感触は・・・というほどまだ走っていないので,これはまた後日あらためて。市街地を軽く流す限りでは,ロードノイズの低減が顕著だったのと1インチアップしたのにステアリングが以前より軽く感じられたことが大きい。寿命の近づいたタイヤとの比較では,それも当然か。
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コメント 7

Ten

盗難防止には純正品が良いと φ(..)メモメモ
作業お疲れ様でした (^o^)
タイヤの空気圧の確認と設定があるのは流石ですね。
130i って、空気圧のモニター機能ってあったんでしたっけ?
インチUPすると、サイドウォールのねじりが少なくなるのでレスポンスが
上がっているのかもしれませんね。
by Ten (2009-05-17 09:07) 

Makorin(^_^)v

なかなかいいですね!!!!しかも本当に洗いやすそうで・・・www
モニターはなんかあると勝手に上がってくるんですね。。。あまりそんなことになりたくないけど・・・www
ジャッキアップポイントはこうなってるんだぁ・・・・でっぱりは気になっていましたが・・・・これでは純正品しか使えないのかなぁ・・・・まぁ・・・Dの持っていくのも楽しいですけど。。。w
純正のランフラット本当に丈夫ですね。。。私も釘が刺さってましたけど・・何も起きなかったし・・・ちなみにDで修理してもらいましたけど。。。w
by Makorin(^_^)v (2009-05-17 09:37) 

takothin

タイヤを換えると、空気圧の確定ってするんですね。はじめて知りました。バッテリを交換すれば、パワーウィンドなんかもリセットが必要だったり、便利なような、不便なような。ディーラーのひとが覚えることって、ほんと多いですよね、なんて思いました(^^;
骨太な感じで、力強い感じになりましたね、かっこいいですぅ(*^^*)

by takothin (2009-05-17 12:54) 

馬子

自分が疑問に思っていたことが、すべて紹介されました。

純正のジャッキセットは、車載になっているものが頼りなさそうなので、
こちらの記事を読んでその存在を知り、Dに注文しているところです。
いずれトラバさせていただくかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします。

McGuard、錆びて壊れてしまうのでは安心して使えませんね。
純正の盗難防止ボルトを持っていらしたとはさすがです。

空気圧に異常があると、モニターに警告!
さぞ驚かれたろうと思います。タイヤの空気圧なんて、どうやって検知
しているんだろう?ちなみにE46のインパネにも、良く見ると似たような
シンボルマークがあります。(点灯表示はされず、ダミーですが)
by 馬子 (2009-05-17 23:38) 

daik@tokyo

> Tenさん
いやぁ,McGardには正直まいりました^^;
今回は取り外しができる程度だったからよいものの,作業途中でMcGardだけ外れない・・・なんてことになったら大惨事です(笑)
純正品はMcGardに比べれば視覚的な盗難抑止効果はありませんが,e30の時にもさんざんお世話になっていて安心感がある物なので,当面はこれでいこうと思っています。
インチアップはランフラットタイヤにとっては乗り心地の面でも恩恵があるかもしれません。補強されたサイドウォール部の面積が減る分,突き上げ感が抑えられるかな?と。奇しくも17インチと18インチの純正品同士で乗り比べができることになりましたので,しばらくは違いがあるのかないのか,注意して乗ってみたいと思います。後日レポートしますね^^

> Makorinさん
はい,洗いやすそうなので,ますます洗車回数が減るのではないかと(=「いつでも洗えるし〜」みたいな)^^;
ジャッキアップポイントがああなので,市販のジャッキ類はかなり厳しいですね。硬質ゴムとかウレタンでアダプターを噛ませてやればなんとかいけそうですが,何かの拍子にずれたりすると厄介ですしね。私も,普段はディーラーの整備工場でリフトしてもらったほうが楽で安心かな,と思います。
今回の釘踏みはエア抜けがなかったので全く気付きませんでした。こういう場合は普通のラジアルタイヤもランフラットタイヤもあまり変わらないのかもしれませんが,やはりエア抜けが始まってきた時にランフラットの恩恵にあずかれそうですね。
「ランフラットはまだまだ高いしパンクもそうそうするもんじゃないし,次回はラジアルかな〜」なんて思っていましたが,ちょっと考え直さなくてはいけないかもですね^^

> takothinさん
お褒めくださり,ありがとうございます〜^^
やはりMデザインのホイールの方が精悍さはありますが,あまり見かけないこのホイールも悪くはないな〜って思いつつあるところです(オーナーにも慣らしが必要(笑))。
BMWは結構昔からですが,専用テスターで診断するので,新型車が出るたびに整備のトレーニングが大変だったりするそうです。まぁ,そうやってアフターサービスまでを自社内で賄おうとするエコサイクルを確立している,という意味ではすごいことですね。
とはいえ,ますますオーナー本人がいじれる範囲が狭まるので,寂しい気持ちも無きにしもあらず,です。オイル交換後のリセットひとつとってもそうですから(e30の頃はリセット専用ツールを購入しました)。

> 馬子さん
お役に立てたようで,嬉しい限りです^^
ジャッキが届いたらぜひリポートをお願いしますね,トラックバックもお待ちしております。
タイヤの空気圧に関しては,正常時と異常時のタイヤの回転差を検出している,と聞きました。つまり,4輪均等に徐々にエアが減る分には正常と判断しますが,特定の車輪だけエアが減ると他のタイヤとの回転差が生じるので,それを異常と検知しているそうです。
市販品ではセンサーをホイール中央に巻き付けて空気圧そのものをモニタリングする装置もありますが,回転差を利用するというのはそれに比べればコストもかからず,なかなか賢い方法だな,と感心しました。
by daik@tokyo (2009-05-18 08:43) 

kanchi

記事を読んで気が付きました。私のBMWもスペアタイヤの代わりにパンクの応急処置セット搭載車なのでジャッキがないかもしれないことに。近日中にチェックしなければと思いました。

馬子さんがコメントされてましたE46の似たシンボルの件、あれ点灯します。推測ですが、スペアタイヤ非装着車用しか点灯することはないのではないかと思います。マニュアルによると、4輪それぞれの回転をセンシングし、パンクなどで空気圧が落ちて回転具合に異常を検知して赤く点灯するみたいです。 私も初めtて知りました。
by kanchi (2009-05-19 22:37) 

daik@tokyo

> kanchiさん
応急処置セットがあるなら,ジャッキは搭載されていないかもしれませんね。
件のジャッキセット,コンパクトにまとまってはいるのですが普段からトランクに入れておくにはちょっと重いですね(5.2kg)。
空気圧チェックのしくみはE46の頃から同じなんですね〜E36はどうでしょうね,e30の時はそういうチェック機構はありませんでした。
by daik@tokyo (2009-05-21 06:35) 

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