グランドツーリング2008(4) ---さらば，佐渡島---

佐渡島ほぼ一周を果たした今回のグランドツーリングも．いよいよ帰路である（黄色いルート）。

©佐渡観光協会

この日は早朝に激しい雷雨があったが，宿を出る頃には小康状態。それでも海は前日までの穏やかさとはうって変わって，激しい白波が立っていた。

両津港出港は昼過ぎ，少し時間があるということで立ち寄ったのがここ，佐渡歴史伝説館。


あまり率直な感想を述べるのははばかられるようなアヤシさを感じつつ，まぁそれでも佐渡の歴史について見ておこうか，というつもりであった（初日にすべきだったか？）。

展示はメカトロニクスの平安人やらおじいちゃんおばあちゃんやらの語り部が次々にストーリーを繋いでいく・・・というものなのだが，佐渡に発する『夕鶴伝説（鶴の恩返し）』や『おけさ伝説』などの扱いはほんのワンコーナーで，全体としてはなんだか「日蓮上人礼賛館」といった趣であった。日蓮宗関係のあの団体かこの団体の経営なんだろうか・・・と思いつつ展示を見終えると，お土産コーナーにはこの方が。



併設の工場で作っているせんべい『太鼓番』を買った客との記念撮影に応じる・・・という仕事をしておられたが，ちっとも楽しそうなお顔ではなくひたすら黙々と撮影に応じておられる姿は，なんだかお気の毒であった。ほかの従業員がハイテンションな売り込み攻勢をしているだけに，よけいに物悲しさがあった。これではまるで，人寄せパンダである。

そして両津港。降ったりやんだりの曇天の下，帰りも車両は満載であった。



両津港を離れるときに見えた灯台の形も「おけさ」のイメージ。「美人多し」とは書いてなかった。


はじめての佐渡島，とても気に入った。真冬でも本州側の新潟より暖かいと聞くし，一年を通じてベストなドライブコースといえるだろう。ぜひ，真冬にも走ってみたいと思った。

コメント 5

あのお方がこんなところに。
確かに、楽しそうなお顔ではないですね。

daikさんの旅行のことを「総務のおねいさん」に話したら、
「佐渡は追い越し禁止の道路が多くて、しかもみんな
制限速度で走るからなかなか追い抜けないのよ。
冬は雪も降るし、大変なのよ」だそうです。
実際にそうでしたか？
by 馬子 (2008-09-20 14:42) 

最初、ロウ人形？とか思いましたが、あまりの作りの良さに
やっぱり本人なんだと驚きです (＠_＠;)
ん～、楽しそうでないところをみると確かにちょっと。。。
これも人生というものなのか。
by Ten (2008-09-20 23:50) 

> 馬子さん
「あの方」，ちょっとお気の毒だな〜って思いました。ご本人はまんざらでもないのかもしれないけれど，傍から見ていると「利用されてる」感がして，ちょっとなぁ，でした。

それにしても佐渡の道，とても走りやすかったです。
たしかに追い越し禁止の道路は多いんですが，おかげで地元の車もよそ者の車も安心して走れるんじゃないかと思います。全体として，車もバイクもとてもマナーが良かったと思いますよ。
郷に入っては郷に従えで，地元車のペースでのんびり走るのもいいもんです。景色もゆっくり見られますしね。
雪の佐渡道，ぜひ走ってみたいなぁ。。

> Tenさん
「作りの良さ」って・・・（笑）。
ご本人の表情とは裏腹に，お客さんや店員さんがやけにはしゃいでいるそのコントラストがまたちょっと悲しくてやるせない感じでした。
お土産のおせんべいも，売り上げの何パーセントだかを拉致被害者の基金に回していると声高にアナウンスしていましたが，「それなら募金だけさせてもらうよ」と思ってしまいました。
ひねくれ者なのかなぁ〜^^;
by daik＠tokyo (2008-09-21 00:00) 

まとめ読みでスイマセン（汗）

良いですね！佐渡。海も綺麗で美人も多いんですね～
私、お酒はあまり飲まないものでいまいちピンとは来ませんでしたが・・・

せんべいを買うとあのお方と記念撮影が。なるほど～
でもなんだか・・・せっかく日本で穏やかな生活をしたいだろうに。
気の毒に思いますね（汗）
by RADA (2008-09-21 17:43) 

> RADAさん
良かったですよ〜佐渡^^
美人発見の旅は次回の課題になりましたが（笑），食べ物は美味しいし人は優しいし。

あの方にも生活がありますから他人が口をはさむことじゃないんですけど，なにかもっと良好な環境を作ってあげてもいいのにな，とは思ってしまいますね^^;
奥さまは別のことで前日の夕方のニュースにでていました。地元の超有名人夫妻ですね。
by daik＠tokyo (2008-09-22 08:34)