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「はたらくクルマ」の頼もしさ ---福島県郡山市の避難所へ行ってきた--- [旅(日本)]

震災前からの仕事の約束があり,福島県郡山市へ行ってきた。

なにかお手伝いできることはないものかと一日早く到着し,福島第一原発事故で避難を余儀なくされた方たちが多く居られるビックパレットふくしまに入った。
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そこで目にしたのは,はたらくクルマの頼もしさだった。

私が到着したときも大型トラックで物資の搬入があり,ホールには日用品が整然と並べられていた。
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地元郡山のルノー郡山からも,カングーが支援車両として提供されている(貸与式の様子はこちらのスタッフブログから)。荷室の大きなカングー,きっと大活躍していることだろう。
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ビックパレットふくしまにあって,ひときわ頼もしく感じられたのはこれ,自衛隊車両である。
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ここでの業務は,15時から21時までのお風呂の提供である。その名も「練馬の湯」,わが東京からの支援部隊であることが,嬉しくもあり誇らしくもあった(当然のことです,と笑われそうだが)。
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灯油缶のミリタリーな感じからも,ナマの迫力が伝わってくる。
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入浴中の方が居られたのでさすがに中は見せてもらわなかったが,男湯女湯の手前にはパイプ椅子を並べた休憩所スペースがあり,冷えた飲み物が何種類も用意されていた(その横にはしっかりと「自衛官募集」のパンフレットが)。

結局私自身はなにもお手伝いすることが見つからないままウロウロするしかなかったのだが,川内村社会福祉協議会「おだがいさまセンター」で話を伺ったところ,食事にしろなににしろボランティアの方々が組織的に活躍しておられ,また避難して居られる方の仮設住宅への移行も進んでいる現在,日常的には人手は足りているという話だった。

図書類も数カ所で貸し出されていた(が,あまりタイムリーな雑誌などは目にしなかった)。
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ちなみに,「おがいさまセンター」ではない。「おがいさまセンター」である。

こうしてビックパレットふくしまはそう遠くないうちに避難所としての機能を終了するということだが,もし夏休みの期間などにこちらでボランティアをしたいという方は,あらかじめ「おだがいさまセンター」に電話をして欲しいとのことだった。番号は,「024-947-6260」である。

梅雨の晴れ間,まるで真夏のような郡山は,日常と非日常の交差点だった。
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一日も早い平穏を。
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