ビールを飲みに(8) ---現代アート美術館のクルマたち--- [旅(外国)]
ミュンヘンの美術館の中でも比較的新しい,2002年秋開館の現代アート美術館 Pinakothek der Moderne は,クルマの展示だけ観て回っても面白い。
広いエントランスホールは高い吹き抜けで,天井がすでにアートしている。
入るとすぐに見えるのは,地下へおりていく展示ブースのクルマたち。
数はドイツ博物館の自動車ブースほどではないものの,一台一台がアートとして主張している。
まず最初に目に触れるのは,FIAT Panda 45。
つい先日まで実際に使用されていた個体の,レストアも受けていない錆の浮いたボロボロである。
実用品の美とはこういうことなんだな,というインパクトを与えるに十分な存在である。
私がもっとも長い時間足をとめたのは,タトラ Tatra の前である。
おそらく1936年から1950年のあいだに生産されたT87というモデルだろうと思うのだが(案内板を見なかった),このナチス将校御用達ともいえるアウトバーン仕込みの高速自動車,最高速度は160km/hに迫るものだったらしい。
私が長く足をとめた理由は,その空力デザインの徹底ぶりに感心したためである。
ボディが流線型であることもさることながら,アンダーボディがほぼ完璧な「ツライチ」なんである。
これまであまり関心がなかったタトラだが,私の中で突然輝ける存在になった。
この他にはシトロエンDSやらNSUやらが展示されていたが,どういうコンセプトで1ヶ所にまとめられていたのかはとうとう理解できなかった。
この他に4輪で目を引いたのは1965年製アウトノヴァ autonova fam である。
今見るとゴルフ場のカートのようだが,子供の頃の未来カーってこんな感じだったっけな。
さて,我がBMWは4輪の展示がなかったようだが,2輪はあった。
シャフトドライブは案外昔からあったんだな,と感心(2輪については全く詳しくない)。
この他に気になった乗物系。
そして,乗り物系以外。
案外多かったのは,Apple製品とSony製品の展示。ほとんど家にもあるなぁ・・・と思いつつ。
この美術館,ドイツ博物館と共に私のお気に入りスポットである。
広いエントランスホールは高い吹き抜けで,天井がすでにアートしている。
入るとすぐに見えるのは,地下へおりていく展示ブースのクルマたち。
数はドイツ博物館の自動車ブースほどではないものの,一台一台がアートとして主張している。
まず最初に目に触れるのは,FIAT Panda 45。
つい先日まで実際に使用されていた個体の,レストアも受けていない錆の浮いたボロボロである。
実用品の美とはこういうことなんだな,というインパクトを与えるに十分な存在である。
私がもっとも長い時間足をとめたのは,タトラ Tatra の前である。
おそらく1936年から1950年のあいだに生産されたT87というモデルだろうと思うのだが(案内板を見なかった),このナチス将校御用達ともいえるアウトバーン仕込みの高速自動車,最高速度は160km/hに迫るものだったらしい。
私が長く足をとめた理由は,その空力デザインの徹底ぶりに感心したためである。
ボディが流線型であることもさることながら,アンダーボディがほぼ完璧な「ツライチ」なんである。
これまであまり関心がなかったタトラだが,私の中で突然輝ける存在になった。
この他にはシトロエンDSやらNSUやらが展示されていたが,どういうコンセプトで1ヶ所にまとめられていたのかはとうとう理解できなかった。
この他に4輪で目を引いたのは1965年製アウトノヴァ autonova fam である。
今見るとゴルフ場のカートのようだが,子供の頃の未来カーってこんな感じだったっけな。
さて,我がBMWは4輪の展示がなかったようだが,2輪はあった。
シャフトドライブは案外昔からあったんだな,と感心(2輪については全く詳しくない)。
この他に気になった乗物系。
そして,乗り物系以外。
案外多かったのは,Apple製品とSony製品の展示。ほとんど家にもあるなぁ・・・と思いつつ。
この美術館,ドイツ博物館と共に私のお気に入りスポットである。
博物館のレイアウトが凄いですね (◎o◎)
一瞬、ミニチュアなのかと錯覚しました!!
下から見上げられるレイアウトは結構いいかも♪
by Ten (2009-03-27 20:18)
パンダ、いい味~!
ここまで使われて最後は博物館。
このパンダは良い人生を歩みましたね(笑)
by RADA (2009-03-27 21:25)
Tatra、すごいデザインですね。
リアの三角窓の近くにある、エアー インテークみたいなものが気になります。
そこだけ空力が悪そうなんですけど・・・。
by 馬子 (2009-03-31 00:12)
> Tenさん
自動車博物館というコンセプトではないのでさすがにメカニズム的な説明などはほとんどないのですが,その分じっくり現物のデザインに没頭できるのかな,と思いました^^
アンダーボディって,ちょっと「萌え」ますよね(笑)
> RADAさん
このパンダについては色々説明やモニターでのビデオがあって,ちょっとした「特別展示」だったのかもしれません。
ビデオを見ている限り,日常生活(とくにイタリア人の日常)に根ざしたデザイン,という点が強調されていたようで,まさにこの美術館のコンセプトにぴったりだったんでしょうね。
錆を落として欲しくはないですが,いい感じに「くたびれた」状態を長く保存して欲しいなぁ,と思います。
> 馬子さん
このタトラ,リアエンジン車なものですから,あの辺にエアインテークは必須なんではないかと思います。アンダーボディを見る限り,エンジン下にもインテークはなさそうですし・・・。
ちなみのこのタトラT87,SOHC空冷V8のオールアルミエンジンだそうです。戦前の生まれだと思うと・・・当時の技術力ってすごいですね。
by daik@tokyo (2009-03-31 17:15)