品５ ---品川にいた「青い鳥」---

先日，品川を歩いていたときのこと。

「おや，近頃みなくなったな〜ボルボ・アマゾン」と思って近づいてみると...なにか違う。


「ナンバーが『品５』って・・・！！！」


これってば，「ダットサン・ブルーバード」ではないですか。それも初代の310型系。

調べてみれば生産は1959〜1963年，3速MTの直4 OHV 1.2リットルエンジン（1.0リットルモデルもあり）。

アメリカ市場に本格的に参戦するため性能はVWビートルに伍するものとしたそうだが，パーキングブレーキが貧弱でサンフランシスコの坂道で停まっていられなかった，寒い朝はエンジンにヤカンから熱湯をかけた（これは当時多くの車にあった）・・・などの「武勇伝」は知っていたものの，間近に見る経験はほとんどなかった。

オーナーの好みなのか，ボディの塗装はペンキを厚く塗りかさねたようにザラザラで，車内の写真は「生活空間？」というほど色々満載で撮影がはばかられ・・・。

それでも夜の品川によく似合っていました。


いつまでもお元気で。

コメント 8

長く乗るのが夢ですが、すごく難しいですよね。
今のはいつまで乗ることが出来るんだろう。
by sugarbabe (2009-11-25 21:18) 

映画の撮影用のような雰囲気です。
動くんだろうか？
by 馬子 (2009-11-25 22:13) 

会社が近くにあり、ここの道を毎日通ってますが、この車が
止まってるのを見たのは初めてです。
品川ナンバーって事は地元なんでしょうね。

by ＴＡＫ (2009-11-25 23:19) 

お久しぶりです、良い感じにヤレた310ですね。
品5ナンバー、さぞかし色々なドラマがあった事でしょう。
ファンシーデラックスなんて洒落た名前のグレードもありましたっけ。
ちょっと探してみたらこんな話しも。
http://waga.nikkei.co.jp/vehicle/car.aspx?i=MMWAh1015024102007
by gop (2009-11-26 06:39) 

> sugarbabeさん
ほんと，長く乗るのは難しいですね〜
この310，写真で見る限りはバンパーやモール，ミラー類も欠品がないようで，ある種の「凄み」を感じました。

> 馬子さん
私も「ひょっとして撮影セット？ほんとは動かない？」とも思ったんですが，数時間後に同じ道を通ると跡形もなく消えており，もちろん車の周りには撮影クルーらしき人たちも警備員さえもいませんでした。
多分，ふつーに乗ってきて隣のコンビニへでも行き，ふつーに立ち去ったのではないでしょうか^^

> ＴＡＫさん
ここ，毎日通っていらっしゃる道でしたか〜あのピンぼけ写真（iPhoneで撮影）で場所がお分かりとは，さすがです^^
私も時々通るのですが，またいつか会えたら今度はオーナーさんに話聞いてみたいな〜と思っています。
「品５」ナンバーなので地元の可能性もありますが，地方のオーナーさんがナンバーを変更せずに大事に引き取っておられるということもあるかもしれませんね。

> gopさん
お久しぶりです〜^^
載せていただいたURLの記事，読んでみました。
「ファンシーデラックス」グレードは，ウィンカーを点けたときにオルゴール音が鳴る，という仕掛けもあったらしいですね。
その記事のおばあちゃんの車ではないだろうと思いますが，こうして40年以上も時代を乗り越えてきた車に出会えるなんて，本当にラッキーでした^^
by daik＠tokyo (2009-11-26 10:16) 

こういう車もまだ残ってるんですね～(◎o◎)
実際に動くところがまた凄い。
メンテナンスとかやっぱり大変だったりするのかな？
by Ten (2009-11-26 21:08) 

シブい、シブすぎる・・・

私もこんな車を見た時は、車はもちろん、
やはりオーナーさんに興味津々です。

古渋な車はいわばオーナーさんの志向やら、哲学やら、生き方もろもろ含めて、想像力を掻き立ててくれますね〜
by mori_3087＠morioka (2009-11-29 20:36) 

> Tenさん
塗装など外見上はかなり「・・・。」な状態ですが，よくよく見ると欠品パーツもないようですし，実はかなり良いコンディションなのではないでしょうか。
部品はリプロダクトされていれば揃うのかもしれませんが，この頃の部品は結構汎用品が多いので，案外整備には困らなかったりするかもしれませんね。

> mori_3087＠moriokaさん
ほんと，渋いですよね〜^^
古い車をきちんとリストアして綺麗に乗るのも素敵ですが，こうして風雨にさらされた感満載で乗るというのもまたひとつの哲学あり，なのでしょうね。
もう少し時間があれば，オーナーさんにお会いして少しお話聞きたかったな〜と思いました，残念。
by daik＠tokyo (2009-12-17 09:06)